君の言う「顧客にとっての価値」って何? アジャイルひよこクラブ – イベントレポート


先日6/10、【アジャイル実践者による「実践と失敗/失敗からの逆転劇」】というテーマでアジャイルの勉強会を開催しました。運営に発表にと、大変ではありましたが、良質なインプットを得られたのでやってみて本当に良かったなあと、ひといきつきながら思っているところです。

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今回のゲスト(アジャイルにわとり)は「納品のない受託開発」という受託開発の新しいビジネスモデルを実践されている株式会社ソニックガーデンの倉貫義人さんにご参加いただきました。ありがとうございました!

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アジャイルひよこクラブ

このイベントですが、自分達で立ちあげた「アジャイルひよこクラブ」というコミュニティーで運営しております。

アジャイルひよこクラブは、アジャイルな開発を

  • 実践しはじめた人
  • 実践してみたけどうまくいかなかった人
  • 実践してみた結果もっと改善したいと思っている人
  • まだ実践していないけどこれからチャレンジする人

というアジャイルビギナーのためのコミュニティーで、アジャイルひよこ(ビギナー)がアジャイルにわとり(エキスパート)にアジャイルな開発手法のコツや失敗しがちなポイントなどのアドバイスをいただくことで、失敗してしまった人は、次こそうまくいくように、ちょっとうまくいっている人は、もっとうまくいくようになることを目指して活動しております。

従来の受託開発のやり方はたくさんの問題を抱えていると思っていて、自分自身もその改善を繰り返している最中の立場ですが、やっぱり新しいチャレンジは簡単にはうまくいかないです。

失敗して落ち込んでしまっても、「アジャイルひよこクラブ」に参加して新しいインプットを得れば、また違ったやり方再度チャレンジすることが出来ます。それを繰り返して実践者を増やしていって、ソフトウェア開発の現場を変えていきたいと思っています。

登壇者とテーマ

今回は希望者数名がアジャイルの実践について発表し、アジャイルにわとり枠の倉貫さんからアドバイス・フィードバックをいただけるというのをメインに進めました。

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発表1「失敗して改善する」
日本シーエイダブリュウ株式会社 原田 敦
アジャイルについて何もわからないところから始めて、アジャイルの手法を取り入れてみて、失敗=>改善というサイクルを繰り返した話。
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発表2「初めてのスクラム準備からスプリント2開始まで」
丹内 優紀
参加レポートブログ書いていただきました!

saisa.hateblo.jp/entry/2014/06/11/011417

スクラムがなんなんだかわからないところから、PMとしてスクラムの準備・実践の話。やってみてわかったことを振り返ってみて重要だったポイントがわかったなど。

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LT「クラウドソーシングとアジャイル」
西小倉 宏信
受託開発の苦労とアジャイルによる改善の話。作業ではなく価値で見積もる。振り返りの導入などなど。クラウドソーシングでの時給制の働き方とアジャイルの組み合わせ方についての質問。

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顧客にとっての価値とは?

自分の発表についてのフィードバックで特に印象的だったのは「顧客にとっての価値って何?」ということ。

例えば、社内の社員名簿管理システムのようなアプリケーション。顧客にとっての価値は何だろうか?

手作業を減らしてコスト削減できること?
コスト削減とはクビをきること?
別の事業へ投資するリソースを確保出来ること?

システムを作ることにどんな価値を求めているかを明らかにしなければならない。作り手の想像で価値を決めずに、求めている価値を聞き出せばいい。

もしかしたら求めているものはシステムを作らなくても実現出来るかもしれないし、それなら作らないという選択が適切だったりする。顧客が求めている価値と、作り手が提供できる価値。それがマッチしているかどうかをハッキリさせること。

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説得力の話

メンバーが当事者意識をもって参加してくれないチームがある。リーダーは、プロジェクトマネージャーだったり、会社の場合は経営者だったり、という立場の人間になると思う。

「なぜやりたいか?」「なぜ出来るのか?」といった思いが芯にあれば、きちんと説明して理解させることが出来て、メンバーを巻き込むことが出来る。というフィードバックもあった。

それが出来ないのであれば、それはリーダーの能力が足りないのか、思いが足りないのか、あるいはブレている。ということになるのかな。

「当事者意識が足りない」云々という話もよく聞きますが、そもそも当事者意識を喚起出来るほどの説得力を持ちあわせている?という自問があってもいいのかもしれない。

また勉強会やりたい

今回、コミュニティー初のイベント主催で、自分自身も発表して、という状態だったので精神面の余裕がなかったのですが、たくさんの方にご協力していただいたおかげで、よい勉強会になったと思います。

ゲストの倉貫さん、お手伝いいただいた方、参加していただいた方。
重ね重ねですが、ありがとうございました!